PRINCIPLES FOR RESPONSIBLE INVESTMENT責任投資に関する取り組み
2024年7月3日
セイリュウ・アセット・マネジメント株式会社(以下「当社」と言います。)は、2021年9月6日に国連責任投資原則(PRI)に署名しました。当社の責任投資に関する全体的なアプローチは以下の通りです。
当社の責任投資に対する基本的考え方
当社は、当社の採用する運用戦略がESG課題に様々な影響を及ぼす可能性があることを認識しています。また、当社がESG課題をさらに意識することにより、当社の行う「フィデューシアリーとしての投資運用活動」と「社会の広範な目的」とが、より一層アライメントすることが可能であると考えます。
上記の考えを受け、当社は受託者責任に反しない範囲で、以下の事項へのコミットメントを宣言します。
(1) 当社は投資分析および投資意思決定のプロセスにESG課題への取組を含めるよう行動します。
(2) 当社が独立した投資主体として行動する場合には、当社はESG課題に関し積極的な投資主体となり、保有方針や実務にESG課題への取組を含めるよう行動します。
(3) 当社は、投資対象主体に対し、ESG課題への取組につき適切な開示を求めるよう行動します。
(4) 当社は、資産運用業界においてPRI原則が受け入れられ、実行に移されるように働きかけます。
(5) 当社は、PRI原則の実践による効果を高めるため、他のPRI関係者と協働します。
(6) 当社は、PRI原則の実践に関する活動状況や進捗状況に関して報告をします。
金商法、日本版スチュワードシップ・コードとの関連
金融商品取引法では、金融商品取引業者は投資運用業の遂行にあたり忠実義務、善管注意義務に基づき業務を行うことを義務付けています(以下、合わせてフィデューシアリー・デューティーと言います)。これを受け、当社は第一に受益者のために長期的視点に立ち最大限の利益を追求する義務があります。また、当社は2014年に日本版スチュワードシップ・コードの受け入れを表明しました。当社の責任投資原則等へのコミットメントや宣言の受け入れは、このようなフィデューシアリー・デューティーや既存コミットメントを前提としています。
対外的説明責任者、実施責任者、実施プロセスの概要
当社において、責任投資規程のコミットメント達成を正式に監督し、対外的な説明責任を負う個人はコンプライアンス部長です。また、責任投資の実施は運用部長の監督責任のもと、運用部が行います。そのプロセスの概要は以下の通りです。
当社は運用権限委託先およびファンド運用者(以下、ファンド運用者等と言います。)のデューデリジェンスの際に、各ファンド運用者等の責任投資に対する姿勢を確認します。ファンド運用者等が責任投資に対する明確な考えや規程等を持たない場合には当該ファンド運用者等に対しエンゲージメントを行い、当社のESGに対する「基本的考え方」を示し、ファンド運用者等がESG課題に対し取り組むことの意義を説明します。エンゲージメントにもかかわらずファンド運用者等が一定の理解を示さない場合には、除外スクリーニングを検討します。除外スクリーニングはファンド運用者等の責任投資に対する姿勢の確認を中心に定性的・総合的に行い、その結果は社内の会議体にて報告されます。ただし、ファンド運用者等が責任投資規程等を策定していない場合でも、その責任投資に関する姿勢がおおむね評価できる場合には、投資決定後もエンゲージメントを継続する場合があります。
より詳細なご説明をご希望のお客様はご担当の営業、または当社コンプライアンス部までお問合せを頂きますよう、お願い申し上げます。